剪定実習 (校外学習:きゃんせの森にて) (北村 正隆先生) |
レイカディア大学 彦根キャンパス 園芸科44期生 広報部会編集 更新日:令和5年3月10日 |
わーい春だ! 待ってました! なに? 早いって!? | |||||||
「はじめに」 今年の風はあわてんぼうらしく、少し早く目に春の陽光を運んできました。 天気予報では、8日頃からは西日本から北日本にかけての広い範囲で、気温がかなり高くなる見通しです。 気象庁はこの時期としては10年に一度の高温となる可能性が高くなるそうで、寒の戻りが全くないとは言い切れませんが、季節の進みは例年以上に早くなるとの予報です。 暦にあわせるかのようにあわてんぼうの風は、花粉を《わたくしは、今日の天候を恨みつつ、花粉症でそれでなくても疲れました⤵》どこ吹く風と言わんばかりに、いっぱい運んで来ました。 今日は、剪定実習(校外学習:きゃんせの森にて)、北村先生の講義と共に一日がスタートしました。 また、サポートの会の皆さんにご指導いただきながら怪我無く作業が出来ました。 以下にアドバイス頂いたポイントをまとめてみました。 ★剪定の考え方 ①なんのために剪定を行うのか、明確な意志を持って剪定にあたる ②この樹木をどうしたいのか?、風通しを良くしたいのか?、全ての葉っぱに日光があたるようにしたいのか? ③不要な枝(徒長枝、交叉枝、平行枝、内向枝など)を除去して、樹形を整えたいのか? ④1年前、3年前、5年前の状態に切り戻し剪定をして、全体をコンパクトにしたいのか? ⑤公園での見通しをよくするように透かし剪定を行うのか? ⑥花芽を出来るだけ残して、花をたくさん咲かせたいのか?・・・・・・等 ★剪定作業について 作業前、作業中、作業終了後のそれぞれの場面において、何のために剪定するのか、その考え方、作業での注意事項等、色々なアドバイスを受けて、各班編成で樹木の剪定作業を行いました。 ①本当にこの枝を切っても良いか、なぜ切るのか、隣の枝ではないのか等、切断個所を信念(目的)をもって決定する。 ②3年先、5年先、10年先を見据えて、樹木の成長イメージを持って剪定にあたる。 ③枝を切断して除去する前に、枝を曲げて切断後の樹形を確認(イメージ)してから行う。 ④もし切断後に失敗したと思ったときは、他に除去できる枝を残しておくことが重要。 ⑤切断時は刃を入れる場所について、樹木に負担のかからない場所・切り方で行う。 今回初めて校外学習で剪定ばさみを使った人もいたのではないだろうか。 今まで自宅の庭の剪定にはシルバーセンターにお願いしていた人も、今回の作業実習で自身が出てきたのでは。 皆さん、今年から自宅の庭の剪定作業は自分でやってみませんか? 「あとがき」 『きゃんせの森』は、四季を通して樹木の様子を見ることができます。 春には樹木の若芽が芽吹きはじめ、夏は樹木の生育が旺盛となり、樹木と共に生きる様々な生物の姿もじっくり観察できます。秋はおなじみのものから初めて目にするようなさまざまな実を実らせます。 冬は常緑樹以外は葉もなく、寂しい時期ですが、次の春に向けて樹木も準備していることがわかります。 夏の終わりに、もう一度『きゃんせの森』を訪れたいと思います。 私たちが剪定した木々たちの姿を見るために。 そして、樹木に感謝をするために。 |
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※掲載の写真は北村先生の講義及び、きゃんせの森での剪定作業風景 |
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【剪定前の講義風景】 |
【サポートの会の皆さま】 皆さんお忙しいところを私たち園芸学科メンバーの剪定指導に 早朝から、また各地から駆けつけて頂きました。 おかげで剪定の実技について、より分かり易く学ぶ事が できました。 ありがとうございました。 |
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【サポートの会メンバによる剪定指導】 |
【サポートの会メンバによる剪定範囲等の説明】 |
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【サポートの会メンバによる剪定方法の説明】 |
【一生懸命剪定中!】 |
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【枝打ち】 |
【一生懸命剪定中!】 |
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【うまく剪定できているかな?】 |
【先生による実技指導】 |
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【剪定後の風景1】 |
【剪定後の風景2】 |
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【ちゃっかり!記念に】 |
【集合写真】 |