戻る

ハンギングバスケット作り
(元滋賀県立長浜農業高校教員:沓水 節夫先生)
レイカディア大学
彦根キャンパス
園芸科44期生
広報部会編集
更新日:令和5年12月17日

        今日は、Myハンギングバスケット作りに挑戦しました!
『午前中の講義』

午前中は、昨年11月25日に、沓水先生のペットボトルで花を育てる講義で、学習した基本のおさらいです。
特に水やり水の管理は必須な知識です。


・植物の成長と光合成の仕組み:健全な成長は光合成から、葉が増えると芽がたくさんできる。
      光合成(昼間) :CO2 + H2O -----> CH2O + O2
              2酸化炭素 水  ↑  ブドウ糖 酸素
                     光
      呼吸作用(夜間):CH2O + O2 -----> H2O + CO2

【N/H】

夏季根は切ったほうが良い(植物は再生する)
 
冬季根は切らない(ギッシリ根がある時は切っても良い)

・植物は
生長点を培養(寒天培養)することで再生する

受粉、受精によって結実(果実の形成)が行われる

・植物の成長には、適した温度・水・光(太陽のエネルギー)が必要であり、桜前線は園芸スタートの合図

・日の長さを感じて花を咲かせる植物 =
光 + 温度(気温)の上下が必要!

・植物が必要とする水の量は、温度や時間、季節によって異なる

水やりの基本は、植物が必要とする時(タイミング)に必要な量を与える事が重要(土によって乾き方が違う)

水やりのタイミングは、朝10時頃までに与える。夜はやらない。(花には水をかけないように!)

・土の中に空気を含ませる、水やりで古い空気を抜いてやる

・植物の成長に必要な肥料の三要素窒素[N]リン酸[P]カリ[K]二次要素Ca,Mg,S)・微量要素Fe,Mn,B,Zn,Mo,Cu,Cl

・肥料は
植物が要求する分だけ与える、固形肥料は植物から離して撒く

・石灰(アルカリ化)で残った肥料(酸性)を中和する

・花づくりは土づくりから、土が悪ければ十分に根が張らず、植え付けた後上手に管理しても、うまく育たない
                思い出しましたか?

『午後からの講義と実習』
4つの種類の花を合計9つ使って、ハンギングバスケットを作る。

・まず、学生に平等に花を配布していく。これは先生の優しさです。

・鉢底には培養土とパーライト(土壌改良剤)をまぶして入れる
                           ・バスケットの中の状態を見せていただいた。
                                    ・最後に水苔を表面に敷いて置く。

・先生手製の白いイーゼルにバスケットをつるしてみると、花の見栄えが良くなりました。

・学生たちも作成開始。

・あとは、その人のセンスの問題か ?!?

・先生と事務局の宇野さん

この地方では、冬至10日前が一年で一番日が短くなります。
今年の冬至は、暦では12月22日ですから、今日(15日)あたりから、夏至に向かって日が少しずつ長くなりはじめ、お正月が来れば実感として少し日が長く感じられますね。

 
季節の谷間の想い

 
夢を食べる動物を知っていますか?
それは バク科の獣  体長2.,5m 全身短い毛で覆われ 尾は短く花と上唇が合する
「獏(ばく)」です
夢を見ることを忘れた人は さえずることを忘れた鳥みたい
羽ばたくけれど飛べません

 泣いたり 笑ったり 怒ったり 傷ついたり 成功したり 失敗したり
 残念がったりしていいじゃないですか

        夢 みるものは 人間だけ?
   僕たちは 生きている

    獏が 心に忍びこまれないように
    夢を獏に食べられないように
    生きてゆきたいものですね

            夢を食べる獏なんて  レ大生には 似合わない
                                            (T.O)