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花の育て方・管理の基本
~ペットボトルで花を育てよう~
(元長浜農業高校教員:沓水節夫先生)
レイカディア大学
彦根キャンパス
園芸科44期生
広報部会編集
更新日:令和5年1月10日

  【基礎から学ぶ花の育て方】 N/H・ポイントについて!
・植物の成長と光合成の仕組み:健全な成長は光合成から、葉がふえると芽がたくさんできる
 光合成(昼間):CO
2 + H2O -----> CH2O + O2
        2酸化炭素 水  ↑  ブドウ糖 酸素
                光
 呼吸作用(夜間):CH
2O + O2 -----> H2O + CO2
・夏季:根は切ったほうが良い(植物は再生する)、冬季:根は切らない(ギッシリ根がある時は切っても良い)
・植物は生長点を培養(寒天培養)することで再生する
・受粉、受精によって結実(果実の形成)が行われる
・植物の成長には適した温度・水・光(太陽のエネルギー)が必要であり、桜前線は園芸スタートの合図
 日の長さを感じて花を咲かせる植物 = 光 + 温度(気温)の上下が必要!
・植物が必要とする水の量は、温度や時間、季節によって異なる
・水やりの基本は、植物が必要とする時(タイミング)に必要な量を与える事が重要(土によって乾き方が違う)
・水やりのタイミングは、朝10時頃までに与える。夜はやらない。(花には水をかけないように!)
・土の中に空気を含ませる、水やりで古い空気を抜いてやる
・植物の成長に必要な肥料の三要素(窒素[N]、リン酸[P]、カリ[K])と二次要素(Ca,Mg,S)・微量要素(Fe,Mn,B,Zn,Mo,Cu,Cl)
・肥料は植物が要求する分だけ与える、固形肥料は植物から離して撒く
・石灰(アルカリ化)で残った肥料(酸性)を中和する
・花づくりは土づくりから、土が悪ければ十分に根が張らず、植え付けた後上手に管理してもうまく育たない
・良い土の8か条:①通気性が良い、②排水性に富む、③適度な保水性、④保肥性がある、⑤有機物(腐葉土、堆肥等)を含む、⑥重すぎず軽すぎず(土1リットルの重さが500g前後)、⑦酸度(pH値が5.5~6.5)、⑧清潔(有害虫、病原菌無し)
・シクラメンは葉の多いものを選ぶと、葉の数だけ花が咲く
・球根(シクラメン等)は植え替え時、土に2/3渦んでやる
・透明のビニールを1年間覆いかぶせてやると土がよみがえる


1.ペットボトルを再利用した花の栽培(オリズルランでの作り方を実習)
・サントリーの烏龍茶ペットボトル+吸水用不織布の利用がベストチョイス!

2.苔玉作りを体験
・初雪カズラ(赤玉土:150g、ケト土:50g、苔:少々)