基礎講座「ボランティア活動について」 (実践編) (まちづくりスポット大津 コーディネーター:白井恭子先生) |
レイカディア大学 彦根キャンパス 園芸科44期生 広報部会編集 更新日:令和6年3月26日 |
今回は、白井先生の講義と、レイカディア大学先輩、中村憲一さん(43期 園芸学科)、末森一美さん(43期 北近江文化学科)、樋水昭宏さん(43期 健康づくり学科)が、実践報告して下さいました。
伊吹の柿応援隊は、2023年12月発足、会員15人で構成。 旧伊吹町(現米原市)の伊吹地区では、約70年前から渋(シブ)を抜くと、とてもおいしい柿になる 「伊吹平核無柿(い ぶきひらたねなしがき)」 が特産地となっています。 近年、後継者不足などで手入れが追いつかない柿畑が増えて います。 県の産地レポート、 2016年11月の特集によりますと、この柿は昭和27年から、伊吹山麓の春照野 (すいじょうの) 一帯で育てられてきたもので、 最盛期には230戸の生産者で 25 ヘクタールあった果樹畑は、 高齢化やリタイアにより現 在では26戸 約 5ヘクタールにまで激減しています。 私たちは、彦根キャンパスの園芸学科を2023年9月に卒業しましたが、卒業直後、柿畑の持ち主が柿の世話をしてくれる人を探しているとの情報をもらい、昨年12月から大清水の3本の木を借りることになりました。 43期生15人 で「伊吹の柿応援隊」と称する会を組織、畑主の指導のも と、剪定作業を皮切りに世話をすることになりました。 広い柿畑を見学して回ると、柿の枝に 「レイ大○○期」 といった木札があちこちにあることに気付きました。 1年先輩の42期の立派な看板もあります。 どうやら33期生辺りから歴代先輩たちがこのカキのオーナーとなって世話をしていることを知りました。 私たちも高齢者と言われる年齢に入っていますが、元気なうちは、地域の担い手として活動しようとの思いから、伊吹平核無柿の管理・生産に加わることにしました。 1本の木に300個ほど出来るそうです。5月ごろには実をまびく摘蕾作業があり、 秋にはたわわに実る柿を収穫したいと思い ます。 そしてこの美しい柿畑を後世に残したいと思います。 |