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想像力を高めて「もしも」に備える
~クロスロードゲーム~
(
認定特定非営利活動法人 しがNPOセンター
理事・事務局長
:西川 実佐子 先生)
レイカディア大学
彦根キャンパス
園芸科44期生
広報部会編集
更新日:令和6年1月24日

 昨日の29年前、平成7年1月17日、阪神淡路大震災が発生しました。
そして、平成23年3月14日、東日本大震災が発生しました。
今年の元旦、午後4時10分に、能登半島地震が発生しました。
あれから23日間が経過して、なお被害は大きくなるばかりです。たくさんの方がお亡くなりになり、行方が分からない方、怪我をされた方もおられます。    
心中よりお見舞い申し上げます。

 しがNPOセンターでは、災害に対する支援として以下の活動を行っています。
  <<しがNPOセンターでの災害支援活動>>
1.「災害支援市民ネットワークしが」の運営
2.滋賀県災害ボランティアセンター運営協議会に参加
3.災害時要配慮者支援ネットワーク会議に参加
4.災害ボランティア養成講座・スキルアップ講座の開催
5.災害地支援

 今日の講義は、後期履修計画書にすでに予定されていたもので、偶然ですと言うより、あの東日本大震災を忘れないために、テーマは想像力を高めて「もしもに備える」です。
 滋賀は災害が少ないと、他府県から転居された方から聞く言葉ですが、災害大国日本では、いつ、どこで災害が起こっても不思議ではありません。
 どこに居ようと、「もしもに備える」ことは、自分、家族、隣人友人の命を守ることになります。
 西川先生から、下記の災害が発生したという設定について、4人1組のグループで考えてみようという課題です。
 
クロスロード風ゲームと言います。

  << クロスロードゲームとは >>
1.カードゲーム形式の防災教材
2.設問に「Yes」or「No」で応え、多数者が勝者となるが、参加者同士が意見交換するのがポイント

  << クロスロード風ゲームとは? >>
現状分析し先を読みつつ当面の取り組みについて判断する力を高める
答えは三択式→→→→→合意形成守るべきは命と人権!

       【西川美佐子先生】           皆さんならどうされますか?

 <しがNPOセンターの役割り>
1.市民活動・NPO支援
2.地域コミュニティ支援
3.協同推進
4.調査研究事業・政策提案
5.災害ボランティアコーディネート

「クロスロード風ゲーム」 自分ならどうする???
     正解は? というより、考えることが大切です。

 これだけの情報量では判断できません。参加者同士が
意見交換し、合意形成を諮ることが重要です。
                 守るべきものは命と人権です。

 災害グッズの備えも大切ですが、
普段から地域に暮らしている人々とコミュニケーションを取って、地域の助け合い関係が出来ているか、いかにそのことが重要か再認識しました。


 2019年7月に読んだ、東野圭吾著「幻夜」という小説を、もう一度読み直そうと思っていました。
完読した時は、良かったと思っていたのですが、あらすじをほとんど忘れていたからです。
読み直して気付いたことは、阪神淡路大震災の混乱の中からその物語は始まるのです。
長編小説「白夜行」と合わせて、お薦めの一冊です。