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負担をかけない身体の使い方

(びわこリハビリテーション専門職大学
川崎 浩子 先生)
レイカディア大学
彦根キャンパス
園芸科44期生
広報部会編集
更新日:令和5年3月6日

      テーマは 『負担をかけない身体の使い方』 
<説明>
 歳を重ねると、老化によって身体機能が徐々に低下していきます。
自立した生活を長く続けるために、今回は「
負担をかけない身体の使い方」をテーマに、びわこリハビリテーション専門職大学理学療法士 川崎 浩子先生にご教授いただきました。

=ポイント=
 加齢は平等でも
老化は個人差が大きいということ。45歳老化のペースに大きな違いが生じていると報告があります。
 老化は、遺伝子の要因もありますが、
約7割は、生活環境因子が関係すると考えられています。
フレイルとは、健康と要介護状態の間を指します(虚弱状態)。

① 負担をかけない身体の使い方呼吸
 
口呼吸は、多くの人がしている悪習慣の一つです。(特にコロナ禍で新しい生活様式で増加。)
口呼吸は身体の負担の大きな呼吸法です。口呼吸は楽にたくさんの酸素を取り込むことができますが、その
デメリットは、必要以上に二酸化炭素を吐き出してしまうことです。

 そうすると動脈中の二酸化炭素濃度が低下し、動脈が収縮して細くなり、末梢の循環低下となります。
細胞全部に酸素が十分に届かなくなると、
疲れやすく、疲れが取れにくくなります

② 負担をかけない身体の使い方姿勢と日常生活行為での注意点
 日常生活で何気なく繰り返している動作の中に負担をかけているものが多くあります。
前かがみ姿勢による椎間板への影響です。
 身体を反ると椎間板は前に押し出され、逆に前かがみの姿勢は、椎間板は後ろに押し出されて神経を圧迫して椎間板ヘルニアを引き起こします。
 
腰への負担を減少させる身体の使い方を意識することが大切です。

③ 負担をかけない身体の使い方重いものを持ち上げる動作
 「ダンボールに入った重いものを持ち上げる」コツ。
1. 持ち方はダンボールの角を
対角線に持つ
2. しゃがむ場合は、片膝をついて背筋を伸ばして
腰をおろす
3. ダンボールを自分の方に少し傾けて
身体に近づけて抱える。
4.
目線は前 (下を向くと背中が丸くなる)
5.
足の力で立ち上がる
6. 抱いて歩くときは、ダンボールを
身体に密着させて、箱の底は骨盤の高さにする。
人間の力には限界があります。台車などの活用をしよう。

★まとめ
「身体が重い」・「思い通りに動けない」というフレイル(虚弱状態)予防は、
 生活環境を見直すことで老化を遅らせることが可能です。
それは、社会参加することが、高齢者の健康維持のために重要な第一歩なんです。

外出







身体活動の増加  人との交流
健康維持
社会参加

レイカディア大学はまさしく社会参画により 老化を遅らせることができる大学なんだ!




※右掲載の写真は先生の講義風景